夢彩人 yumesaibito            私が訪れた美術館  672


 豊島美術館

瀬戸内海を望む豊島(てしま)の唐櫃(からと)の小高い丘に建設されている美術館。
アーティスト・内藤礼氏と建築家・西沢立衛氏によって2010年に誕生。
休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられている。
広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間を構成している。
内部空間では、一日を通して「泉」が誕生。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えている。


右が美術館、左がカフェ&ショップ


美術館の窓


カフェ&ショップの内部:美術館と同じような窓がある


美術館前のバス停から棚田と海を見る


森万里子作品前バス停から5分ほど登ったところにある作品:トムナフーリ