京セラ株式会社が取り組む文化事業の一環として、地域文化の発展を願い、1998年10月に本社ビルの1階に開設した美術館。前庭やロビー内にも淀井敏夫氏、船越保武氏、中村晋也氏などの彫刻や中原淳二氏などの絵画作品が展示されている。
主な収蔵品は中国・清王朝時代のガラス製品「乾隆ガラス」、パブロ・ピカソの銅版画「347のシリーズ」のほか、現代日本画、洋画、彫刻、ファインセラミックの茶器など、近現代の美術・工芸作品が中心で、随時展示替をしながら常設展示されているとのことであるが、
今回は、特別展「竹久夢二と大正浪漫の世界」であった。本展では、京都国立近代美術館所蔵コレクションより、肉筆画、セノオ楽譜の表紙絵、装丁本、便箋・封筒、絵葉書、千代紙、ポスターなど選りすぐりの約100点を展示。見ごたえのある作品であった。
京セラ本社1Fの美術館エントランス
前庭にある淀井敏夫氏の彫刻
美術館の前庭
前庭にある中村晋也氏の彫刻「パパのコート」
前庭にある中村晋也氏の彫刻「風の又三郎」