樹木の区分
<常緑樹と落葉樹>
一年の間に葉の無いときがあるかどうかによって常緑樹と落葉樹に区分される。
●常緑樹(じょうりょくじゅ):
葉が芽吹いて展開してから落葉するまでの期間が1年をこえるため、葉を付けない時期がない樹木
●落葉樹(らくようじゅ):
葉が展開してから落葉するまでの期間が1年より短いため、葉がない状態の季節が存在する樹木。
<針葉樹と広葉樹>
葉の形によって針葉樹と広葉樹に区分される。
●針葉樹(しにょうじゅ):
裸子植物で球果類に属する樹木をいう。
●広葉樹(こうようじゅ):
幅が広く、葉面積が大きな葉を持つ樹木。
<例>
■常緑樹
・針葉樹
マツ、スギ、ヒノキの仲間など
・広葉樹
ツバキ、ヤツデなど
■落葉樹(らくようじゅ)
・針葉樹
カラマツ、メタセコイアなど
・広葉樹
カエデの仲間など
また、樹木は、これらの区分を組み合わせて、針葉樹、落葉広葉樹(落葉樹)、常緑広葉樹(照葉樹)の3つに大別される。
■針葉樹林
裸子植物で球果類に属する樹木が林冠をなしている森林
■落葉樹林(落葉広葉樹)
成葉のない状態の季節が存在する樹木が林冠をなしている森林
■照葉樹林(常緑広葉樹)
常緑広葉樹が林冠を主に構成する樹木になっている森林
@針葉樹(スギなど)、A落葉樹(ケヤキなど)、B照葉樹(シラカシなど)。