草の区分


<多年草と一年草>
草はその生存期間によって多年草と一年草に分けられる。

●多年草(たねんそう)
複数年にわたって生存する植物。
毎年根株で休眠し、時期が来ると生育するものと、冬でも地上部が枯死することなく常緑で、 春に新しい芽を出して生育するものがある。以前は前者を宿根草として区別していたが、最近では区別なしに使うことが多い。

●一年草(いちねんそう)
種子から発芽して一年以内に生長して開花・結実して、種子を残して枯死する植物。
春に種子をまき冬までに枯れる「春まき一年草」(非耐寒性1年草)と、秋に種子をまき、翌春に咲いて夏までに枯れる「秋まき一年草」(耐寒性1年草)がある。 前者がアサガオやヒマワリ、後者がパンジー、スイートピーなど。 ただしこれは日本での分類で、原産地では宿根性のものもある。
一年生植物・一年生草本・一年生作物・一年生ともいう。
植物の本来の性質として一年生植物である場合と、本来は原産地で多年生植物であるが 生息地の気候条件によって一年生植物になる場合がある。後者は「園芸上は一年生植物」 などという言い方をすることがある。また、秋に発芽し越冬し翌年に枯れる植物を、冬型 一年草または、越年草という。これを二年生植物という場合がある。これは、1年目の秋に 種を蒔いて発芽させて、年が替わり1月になったことを2年目と考え、2年目に開花〜枯死 するので二年生植物としている。普通は、二年生植物とは種子〜枯死までが1年を超えて2年以内でのものをいう。ここでは二年生植物(越年生植物))の植物も一年草に含めている。

      出展:出展:園芸用語辞典、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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